コミュニケーション能力を活かせる現場とは

医療の現場には外科や内科、産婦人科など様々な診療科が存在するが、どの診療科でも看護師にはコミュニケーション能力が求められる。転職を考えている人は、それぞれの環境や待遇、向き不向きなどを考慮して転職先を選ぶが、コミュニケーション能力が高い場合には小児科がおすすめだ。
小児科は、0歳から18歳くらいの患者が通院、入院をする診療科だ。子どもは年齢によって応じ方が異なり、その幅も広いため高いコミュニケーション能力が必要となる。
さらに、子どもだけでなく、その親とのコミュニケーションを取る場面も多い。よって、コミュニケーション能力が高い看護師にとっては、自身の能力を活かせる活躍の場といえるのだ。

子どもは自分の気持ちや辛さ、痛みを上手く伝えられない部分があり、看護師はその患者の思いを汲み取るスキルが求められる。このとき、コミュニケーション能力があれば、人見知りの場合もあるが多くの子どもは比較的安心して応じてくれる。
また、子どもは人の気持ちに敏感に反応する面もあるため、対応する側の本意を見抜く場面も少なくない。だが、コミュニケーションがしっかりと取れていれば、その信頼関係により子どもも点滴や注射などに向き合ってくれる。
それは、子どもの容態を心配している親にとっても感謝されるものであり、回復に向けての大切なプロセスだ。さらに、同僚や医師とも円滑なコミュニケーションを取ることとなるが、その点においてもやりがいを感じることができるだろう。